当たり前のことであるが、SEOをするにはGoogle検索アルゴリズムの解析が必要です。
単にGoogleの品質評価ガイドラインを何度も読んでそれに準拠すればいいわけではありません。
そういうと多くのコンテンツSEOということで仕事をしている方に怒られるでしょう。
ここでいう「SEO」というのはいろいろな要素を分析し、それらを基に最適化するという意味での「SEO」です。
品質評価ガイドラインの中にはそれらの要素のウエイト、評価基準、パラメータというのは細かく規定されているわけではないのです。
きっと、実際のGoogleの検索アルゴリズムには多くの要素を世界中のインターネット空間のコンテンツから分析をし、評価をしている、要素のウエイト、独立性などを変更していると考えるのが普通でしょう。
Googleの検索アルゴリズムの解析といっても何を分析しているのか?
Googleの検索アルゴリズムの分析を行うためには多くのサイトの順位変動やコンテンツ量、質、そしてサイトの作りをチェックする必要があります。最低でも数十サイトはチェックしなくてはいけないでしょう。可能なら数百、数千というサイトをチェックするといいでしょう。
しかし、そんなことは出来ません。これらの解析に対する費用は誰が払うのか?という問題があるからです。
要素としては主に以下のものをチェックしています。
- SSLの有無
- ドメインの新しさ
- ドメインの種類
- 被リンクの質
- 被リンク元の被リンク箇所、位置
- 被リンク元のタイトルタグ、
- 被リンク元のアンカーテキスト
- 運営サイトのコンテンツ量
- 運営サイトのコンテンツの質
- 運営サイトの内部リンクの特徴
- 運営サイトの内部リンクの数
- 運営サイトの内部リンクのアンカーテキスト
- 運営サイトのサイト名
- 運営サイトの各ワードの順位変動の傾向
- 運営サイトの各ワードの関連コンテンツの量
- 運営サイトの各ワードの関連コンテンツの質
- 運営サイトのコンテンツのバリュエーション
など、ざっと、主なものを並べてみましたが、これはほんの一例です。
SEOによる順位は運営サイトのコンテンツだけでは決まらない
上のGoogleの検索アルゴリズムの要素として挙げたものを見てもらうとわかりますが、コンテンツを増やすだけでは順位が上がらないのです。また、コンテンツのバリュエーションを上げるだけでも順位が上がらないのです。
順位が上がらないのは「そのキーワードに対するコンテンツ、ページの評価が他のページよりも低い」ということなのです。そのキーワードにこだわるのか?それとも他のキーワードで勝負するのか?というのは考える必要はあります。
コストはいくらでもかけてもいいというものではありません。だから、こそ、コンテンツの量や質以外の要素を分析し、それらを考慮したSEOをする必要があるのです。ただ、これも全てではありません。
SEO対策はあくまでも「Googleの品質評価ガイドライン」の延長線上にある
SEOとしての施策はあくまでも、「Googleの品質評価ガイドライン」の延長線上になくてはいけません。無視をすることは順位低下を招きます。そこは重要です。しかし、Googleの検索アルゴリズムの本質、コアアップデートの本質、意図するところをどのよう加味するのか?ということが大切なのです。
Googleの検索アルゴリズムを分かっている、だからSEOサービスをしていると言っているホームページ制作会社の中にはGoogleの検索アルゴリズムの変更、コアアップデートがあったことを知らなかったなんて話もあります。当然、そのコアアップデートでの変更に関する情報も知りません。それでもそれも『SEOサービス』を提供しているのです。
私の知っている業者の言い訳は、『「Googleの品質評価ガイドライン」に沿って行っている』であった。本当にそれで順位が上がるのであれば、Googleの検索アルゴリズムについて何も知らなくてもいいのではあるが、それは難しいだろう。
Google検索アルゴリズムのコアアップデートでの順位低下の対処法
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